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杜と水の都 盛岡

市内を北上川と中津川が流れる盛岡は、水と緑にあふれた美しい街です。

南部藩20万石の城下町と栄え、みちのくの小京都とも称されます。

 

わんこそば冷麺じゃじゃ麺といった盛岡ならではの食文化も満喫する事ができます。

「盛岡」の名称

「盛岡」とは、元禄4年(1691年)に、南部家第29代当主・重信公と、盛岡城鬼門鎮護の真言宗豊山派永福寺第42世・清珊法印との間で交わされた連歌

 

「幾春も華の恵みの露やこれ 宝の珠の盛る岡山」

 

に由来する瑞祥地名です。

 

「盛り上がり栄える岡」の意味を持ちます。

これより「不来方」の名は改められ、永福寺の山号は「宝珠盛岡山」となりました。

 

のちに「南部藩」自体も「盛岡藩」と改称、廃藩置県により「盛岡県」となりました。

さらに「盛岡県」は県庁所在郡名に因み岩手県となりましたが、市制施行において岩手県庁所在都市「盛岡市」へと継承されました。

盛岡の観光

岩手県の名の由来とされる「鬼の手形」がある「三ツ石神社」をはじめ、城下町としての歴史を伝える盛岡城跡(岩手公園、国指定史跡)、藩政時代の雰囲気を伝える上ノ橋擬宝珠(国重要美術品)、報恩寺五百羅漢旧南部家別邸及び庭園(御薬園跡)などの名所、旧跡があります。

 

また、明治期の古い銀行建築が遺されており、「岩手銀行中ノ橋支店(旧盛岡銀行本店)」「盛岡信用金庫本店」が知られています。

 

市内には、「酒買地蔵尊」「豆腐買地蔵尊」「おもかげ地蔵尊」など、特徴的な由来を持つ地蔵尊があります。

 

宮沢賢治石川啄木などが青春時代を過ごした町であり、優れた人材を数多く輩出していることから、先人に関する石碑や施設も多くあります。(「もりおか啄木賢治青春館」「盛岡市先人記念館」)

 

春には、高松公園(日本さくら名所100選)や盛岡裁判所前の石割桜(国指定天然記念物)が先駆け、続いて盛岡市米内浄水場の枝垂桜が見頃を迎えます。

秋には「一ノ倉庭園(旧阿部浩邸)」の紅葉が知られています。

 

市内中心部を流れる中津川(北上川支流)は、内陸にありながら秋には鮭が遡上する川として知られています。

 

陸中海岸国立公園の浄土ヶ浜(宮古市)など岩手県東部、小岩井農場(雫石町)など岩手県西部、また八幡平や安比高原などへの観光拠点。

市内西部には、盛岡の奥座敷と呼ばれる繋(つなぎ)温泉があるほか、周辺地域に「網張温泉」、「国見温泉」、「鶯宿温泉」などがあり、泉質も多様です。

 

毎年8月上旬には伝統ある「盛岡さんさ踊り」が開催され、毎年4日間で計120万人を超える観光客や市民で、市内中心部が埋め尽くされます。

盛岡の食

麺類が有名で、「麺都」と称されることもあります。

南部杜氏の本場であり、酒どころでもあります。

三陸海岸(陸中海岸)を後背地とするため、寿司の名店が多いことでも知られます。

「べんじぇもの(弁財物)」と呼ばれるこの地域独特な餅菓子類が多く見られます。

 

<郷土料理>

ひっつみ:郷土料理としての「すいとん」

わんこそば:椀を重ねて次々と盛る動作は、元来、客を満腹にしてもてなす意味合いがある。当地では、冠婚葬祭の膳で最後に蕎麦を供するのが慣わし。

盛岡じゃじゃ麺及び鶏蛋湯(チータンタン):肉味噌・キュウリを和えて食するうどん状の麺と、卵スープ。

盛岡冷麺:盛岡冷麺は他地域の冷麺と異なり、麺に蕎麦粉を加えず、小麦粉のみで練り上げた半透明の弾力ある仕上げが特徴。

芋の子汁:本来、盛岡の「津志田芋」を煮て作る。

そばはっと(蕎麦法度)

<菓子>

醤油だんご:。みたらし団子とは異なり、古い団子の製法によって作られ、醤油のみを仕様する串団子。全国的に見て、盛岡市近辺にのみ作られている。

ゆべし:北陸・九州で知られる「柚子釜ゆべし」と異なる。

きりせんしょ:ゆべしと同一視されることがある。関東以南で知られる「きりせんしょ」同様、山椒を加えることが稀にある。

お茶餅:「うちわもち」とも。胡桃味噌を塗して焼いた餅。

鎌焼:「鎌」の歯に見立てた呼び名。胡桃餡や味噌餡などを包む。「味噌っぱさみ」とも。生地が白の場合、シソの葉で巻くことがある。

花饅頭:うるち米と餅米をまぜ、ふかして作った菓子。桃の節句に食する。

黄精飴:江戸時代に方長老が漢方薬として伝えたという「黄精(アマドコロ)」を使った菓子。

葡萄飴:山葡萄の甘味を生かした餅菓子。

豆銀糖:江戸時代の豆銀に見立てた青豆菓子。

からめ餅:盛岡藩の「金山からめ節」に因んだとも、携行食とも言われる。

南部煎餅:小麦をベースに胡麻・胡桃・落花生などをあしらった焼菓子。

ぶぢょほ団子:黒蜜を包んだ一口餅。噛むと黒蜜が飛び出すため一口で食べねばならず、「不調法(行儀が悪いこと)」に見えることからその名が着いた。

豆しとぎ:枝豆で製する蒸し菓子。

雁月(がんづき):小麦粉と胡桃・胡麻を混ぜ蒸した菓子。まぶした胡桃が月を渡る雁に見えることから。

へっちょこ団子:一口大の白玉団子をへこませて茹で、汁粉に入れて食す。「へっちょこ」とは、臍のこと。

小麦餅:小麦粉を練って焼いた自家製菓子。

蕎麦餅:蕎麦粉を練って焼いた自家製菓子。

干し餅:餅を薄く切って乾燥させたもの。揚げたり湯に浸し崩して食べる。

薄焼き:主に祭礼の出店で売られる、小麦粉を伸ばして焼いたクレープ状の菓子。

盛岡駄菓子:元来、保存食として生まれ、祭事に用いられ子どもの菓子として定着した。石衣(兎玉)、青柳、丹切、茶玉、肉桂玉、薄荷糖、生姜糖、焼酎糖、黄粉ねじり、ラッキョウ飴など。正月に限り、相撲力士を象った小麦菓子を売る習慣がある。

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